真珠

月の雫と呼ばれる宝石

乳白色の軟らかい輝きを放つ真珠は鉱物ではなく、貝の体内で生成される生体鉱物です。その色から、月の雫、人魚の涙と呼ばれるロマンチックなジュエリーです。

洋の東西を問わず古来から宝飾品、薬として珍重されてきました。

クレオパトラはローマの将軍アントニウスとエジプトとローマの贅を競い、真珠のイヤリングを酢にとかし飲み干した、という逸話があります。

真珠といえば日本というイメージが強いのですが、これは宝飾店・ミキモトの創始者でもある御木本幸吉が深淵真珠の養殖に成功したからとも言えるでしょう。

真珠の種類

真珠は貝の体内で生成されます。貝の種類によって真珠も区別されています。

  • 本真珠
    本来はアワビから採れた真珠を指しましたが、最近ではアコヤ貝から採れる真珠から淡水パールまで含むようになっています。その場合、貝パール等のイミテーションではない、という意味になります。
  • 南洋真珠
    白蝶貝から採れる真珠を指します。産地としては、オーストラリア、ミャンマー、インドネシア、フィリピンで多く養殖されています。オーストラリア産は青みがかった色のものが多く、フィリピン産は黄色から金色がかった色味のものが多いのも特徴です。
  • 淡水パール
    イケチョウガイやカラスガイといった淡水に生息する貝から採れる真珠を指します。核を持たないため、真円には育たず、ライス型やドロップ型といった様々な形が見られます。比較的安価なものはビーズとして利用されています。