ダイヤモンドの価値を決める4C

4Cってなんの意味?

ダイヤモンドの価値は一般に「4C」と言われる4つの要素で決められます。Cut(カットされた形)、Color(色)、Clarity(透明度)、Carat(石の重さ)の頭文字から「4C」と言われているのです。

もし、お手持ちのダイヤモンドの鑑定書があれば、それらが記載されているのがおわかりいただけるかと思います。

この4Cはそれぞれ、様々なグレードがあり、それらを総合した上でダイヤモンドの価値が決まります。

各“C”について、詳しく見てみましょう。

Cut(カットされた形)
ダイヤモンドのカットはシェイプ(形)と混同されがちですが、実際は全体的な形のバランスと研磨の仕上げの状態から判断されます。

カットの形によって、色を強調したり、インクルージョン(内包物)を隠したりすることができるからです。もっとも美しいカットはラウンドブリリアントカットと呼ばれ、上部に光や輝きが集まっています。

以前、ダイヤモンドの取引や加工で有名なベルギーでダイヤモンドのカット工場を見学したことがあります。熟練したカッターほどダイヤの原石が持つ美しさの可能性を見いだして、その原石がもっとも美しく輝く形にカットできるのだと説明を受けました。

原石ではインクルージョンが多く、濁っていたものが、カッターによってカットされ磨かれることで、まったく違う輝きを放っていく様は見ていて飽きませんでした。

Cutのグレードは以下のように決まっていきます。

  • Ideal→Exellent→Very Good→Good→Fair→Poor

Idealは最高のカットグレードです。以下、右に行くに従ってグレードが落ちていきます。

Color(色)
ダイヤモンドは無色と思っている方は多いのではないでしょうか?実は、無色なものからやや黄色がかったものや茶色っぽい色味をしたものなどもあり、さらにはファンシーカラーと呼ばれるブルーやピンクなど、実際にはほとんどの色があるといっても過言ではありません。

ファンシーカラーのダイヤモンドを除いて、もっとも価値があるといわれるダイヤモンドは無色のもの。グレードは以下のように決まります。

  • DFG(無色)→GHIJ(ほぼ無色)→KLM(わずかに黄がかっている)→N~R(非常に薄い黄色)→S~Z(薄い黄色)

もっとも価値のある無色のダイヤのColorは「D」となります。

これもベルギーの工場で聞いた話ですが、ベテランの鑑定士でも差が非常にわずかなため、見本となる石を並べた上で、鑑定をするそうです。1つのダイヤモンドを見ただけではどれくらい黄がかっているのかわかりませんが、見本となる石がずらっと並べられていると一目瞭然でした。

ちなみにファンシーカラーの鑑定はまた基準が異なります。ルビーやサファイアなどカラーストーンと同じように色の深みや鮮やかさによってグレードが決まります。

無色のものが価値が高いとはいえ、好みの色というのは十人十色。暖かみのあるやや黄がかったものが好きという方もいれば、冷たいほど無色なものが好き、という方もいるでしょう。そういう視点でダイヤを選ぶというのも楽しいかと思います。

Clarity(透明度)
無色のダイヤモンドでもさらに透明度が高いものほど価値が高いと言われるダイヤ。透明度はインクルージョン(内包物)や表面の傷などによって決まってきます。

ダイヤモンドは自然の好物が結晶化してできた石ですから、内包物があるのはごく当たり前。ですが、まれにまったくインクルージョンが見られないものもあり、こちらは『フローレス』と呼ばれ、もっとも価値が高いダイヤモンドとされています。

グレードは以下のように表されます。

  • FL…表面に傷がなく、内包物が含まれない
  • IF…内包物が見あたらない
  • VVS1 VVS2…10倍に拡大してもインクルージョンの発見が困難(ごくごくわずかなインクルージョン有り)
  • VS1 VS2…10倍に拡大してもインクルージョンの発見がやや困難(ごくわずかなインクルージョン)
  • SI1 SI2…10倍に拡大してインクルージョンが見つかるが肉眼では困難
  • I1 I2 I3…肉眼でインクルージョンが見つかる

それぞれのグレードは数字が大きくなるにつれ下がっていきます。

Carat(石の重さ)
よく言われるカラットとは石の大きさではなく、石の重さを表しています。1カラットは0.2グラム、つまり5カラットで1グラムとなります。

以上、4つの「C」でグレードを着け、最終的にダイヤモンドの価値が決まっていきます。

ダイヤモンドの買取相場

ダイヤモンドを買い取ってもらうときは上に上げた「4C」から評価を出し、価格が決められます。だいたい、Exellent Very GoodのグレードにあるダイヤモンドはGoodに対し、5%~20%Upした価格になることが多いようです。

VS2以下は表面の傷の位地やインクルージョンの大きさなどによって価格が下がっていきます。また、白く濁っていたり、輝きのないものは評価が下がっていきます。

鑑定の多くは中央宝石研究所・ATジェムラボラトリーの原稿グレードを基準としており、その他の鑑定機関で鑑定されたダイヤモンドの価値は10%~30%低い評価となることが多いようです。

ダイヤモンドを購入する際は、どこの鑑定機関で鑑定されているのかも気に留めておいた方がよいですね。